
| 2008.07.01 | ■29日、毎日新聞と時事通信が書いた(配信した)下記事件、事案としては悪質性は低いと思う。というより、病院側もニチイ側も「違反」の認識がなかったようだ。クラークが師長や主任クラスの「指示」を受けることはままある。しかも、大阪労働局が是正指導したのは2月のことだ。なぜ、こんな事案を、4か月以上もたってメディアが知りえ、書くこととなったのか。 軽微といえるかはともかく、違反は違反、違法は違法だ。法令遵守がこれだけ言われながら、なぜこうも建築、食品、医療、介護など、さまざまな分野で「コンプライアンス」が守れないのか。守らないおかげで、どれだけの企業が倒れたか、知らないはずはなかろう。 法令遵守は、消費者・利用者を守ることは無論だが、実はその企業も守ることになる。これに気がつけば、意図的あるいは確信犯的に「違法行為」などできるはずがない。 この事案が、報道された経緯は予測がつく。と同時に、企業にとって最悪のシナリオの第一報になりやしないか。根拠がなく、こんなことは書かない。こんな特集は組まない。我が国の医療・介護界に再び「激震」が走ることになるのか。当サイトでは、この事案以後を追う。 . ☆<看護請負>ニチイ学館などを労働者派遣法違反で是正指導 29日、毎日新聞→ 『堺市立堺病院(同市堺区南安井町1)が医療サービス大手のニチイ学館(東京都千代田区)と請負契約を結んでいた「看護補助業務」を巡り、大阪労働局が今年2月、「適正な請負業務ではない」として、堺病院と同社を労働者派遣法に基づき是正指導していたことが分かった。請負契約の労働者は発注元から独立して仕事をしなければならないが、堺病院では看護師が一部の業務で同社の従業員に指示を出していた。 堺病院などによると、06年度から同社と看護補助業務の請負契約を締結し、同社の従業員32人が看護助手として従事した。同労働局は、病院の看護師と一緒に患者をベッドに乗せて手術搬送する業務につき、看護師の指示を受けていたと判断した。』 . ☆看護補助請負で是正指導=堺病院とニチイ学館に-大阪労働局 29日夜、時事通信→ 『堺市立堺病院(大阪府堺市)と介護サービス大手ニチイ学館(東京都千代田区)が、請負契約を結んでいた看護補助業務の一部で、2月に大阪労働局から、労働者派遣法に基づく是正指導を受けていたことが29日、分かった。 同病院とニチイ学館によると、2006年度から同社従業員32人が病院で看護助手として働く請負契約を締結していた。 請負契約では、同社の従業員は病院の指揮命令を受けることはできないが、検査や手術のため入院患者を運ぶ際、看護師の指示を受けていた。 堺病院は3月末に請負契約を終了し、現在、26人を直接雇用している。堺病院は「請負と派遣の違いを十分認識していなかった」(総務課)、ニチイ学館は「指導を真摯(しんし)に受け止め改善した」(広報部)としている。』 . |